お題のない、はなしをする会

夏の間は、静かな時間が店のなかを流れている。

初夏くらいは、忙しく過ぎ去ることもあるが、夏の盛りにもなると、蝉の声がよく耳へと届くようになる

そんな時季を迎えると、身体は身の回りのものを整えようと動き出す。

夏は、暑さは厳しいものの、冬に比べれば、身体はよく動く。

冬は、寒いあまり、身体が固まり、思うように動くことができない。

だからか、最近になって、気が付いた。

夏は、整える時間にちょうどいい季節だと。

整えることをしていると、頭のなかも風通しがよくなる。

煮詰まっていたようなことも、案外すんなりと解決できるようになったり、次はなにをしようかと、新しいことも浮かぶようになる。

そうして落ち着いた頃には、涼しい風が吹き始め、秋を迎える。

秋や冬のような寒い時季は、整理し、考えたことを練るのにいい季節。

季節は、よくできている。

他の視点から考えてもみたけれど、やっぱり、よくできていた。

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気付く、というのには、なにかしらのきっかけが必要である。

常に走り続けているようでは、多くのものを見落としてしまうから。

どこかで休息をとることで、その先、進む景色は変わる。

休息をとる場所は、その時の気分や、都合のいいところを選べばいい。

「お題のない、はなしをする会」は、休息処として、今後、定期的に開催しようと考えています。

はじまりは、暑さも和らぎはじめる秋分の頃をと考えておりますが、、、

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まだ、どうしようかと、頭の中で練っています。

気になるひとは、気軽にお声がけいただけますと、嬉しいです。

テーブルを囲い、なんとなくはなしをする。

決められたお題もないから、特に考えることもありません。

普段、多くを考え、目まぐるしい速さでまわる情報社会にいるのだから、

考えることをしない時間があっても、いいのではないでしょうか。