ポライト定期便の見直し

こんにちは。

いつも通ってくださるお客さん。

珈琲豆をお届けさせていただいているお客さん。

ありがとうございます。

珈琲を取り巻く環境だけでなく、いろんな方面で価格高騰が広がりをみせています。

そうした中で、店としてどう舵きりをしようかと日々考えてきました。

店で扱う紙袋などの商材含め、珈琲豆をお届けするサービスの「ポライト定期便」を見直すことにします。

紙袋などの見直しは、店頭にてご案内していますので、お越しの際に一読ください。

ポライト定期便について、新しい内容をみていただき、ご検討いただけるとうれしいです。

まずは見直しをした理由をお伝えできればと思います。

少し長くなりますが、お付き合いください。

「特別ではなく、日常のものだから」

珈琲は、日々の愉しみであると考えています。

それぞれの日常があり、みなさんはどんな時に珈琲時間をとりますか。

、、、

朝、これからの一日をがんばるため、

仕事の合間にほっとひと息、

一日がんばったわたしに、晩ご飯の前にまずはひと息、

休日のわたしに、

、、

いろんな珈琲時間がありますね。

でも、どれも特別というよりは、日々のことではないでしょうか。

考え方は、ひとそれぞれです。

ポライトは、物価高が加速していくと、日々の愉しみがどんどん離れていくような気がして、

それってどうなのかな、たのしいのかな、と思うのです。

私自身の幼少からの体験、価値観、そうしたものが、今の物価高に疑問をいだくようになりました。

母子家庭で育ち、決して裕福ではなかったので、「良いものをより安く」そんな言葉をよく耳にしては、

日々のちょっとしたちいさな幸せに喜びを感じて育ちました。

開業間もないころは、わたし自身が体験した感動、珈琲の価値を知ってもらおうと励んだ時もあります。

十年という月日と時代背景は、価値観を見つめなおすのにいい機会なのかもと思いました。

物価高を機に、原点のおもいに立ちかえろう、努めようと思います。

、、

ポライト定期便は、月に一度、定期的に珈琲豆をお届けするサービスです。

店として、先の見通しもつきやすく、とても助かる役割を担ってくれています。

もうすぐ、ポライト定期便をはじめ、五年になります。

これまでは、価値を提供することにおもきをおいていました。

でも、これからは、「より気軽に、お手頃においしい珈琲をたのしむ」

そんな思いでつくりあげていきたいと思います。

お手頃になることで、味や品質はどうなるのかな、と心配されるひともいるかもしれませんが、

変わらないだけでなく、これまで以上に、いいものをお届けできるよう、探求していこうと考えています。

顔をみて手渡しはできなくても、ちゃんとあたたかみを感じていただける、そのようなおもいでつくりあげました。

ポライト定期便、はじめてみませんか。

ほっとひと息、素朴だけれど、おいしい珈琲を身近に楽しんでいただけたらと思います。