処暑

ゴロゴロと、空は不安定に、揺れている。

暑さの峠を越して、少しずつ、涼しい風も感じられるようになってきた。

これからは、台風のことが気になり始める頃である。

過ごしやすくはなっていくけれど、別の心配事もでてくるような時季。

それでも、涼しさを感じるようになると、嬉しい。

、、

夏の終わりを感じると、あっという間だったなあ、と振り返る。

夏らしいこと、したかな。

今年は、あまりできていないような気がする。

あまり、気持ちに余裕をもてなかったから。

この夏の思い出というのなら、本をつくるために、自分と向き合ったことが、大きいようにおもう。

途中、脳も身体も動かなくなり、困った時もあった。

まだ、その感じを引きずっているような感覚も残っている。

流れが止まると、焦りも生まれる。

でも、まあ、仕方がない。

それはそれ。

時機を待つしかない。

いま、たいせつにできること、おもうことを大事にする。

それでいいかな、とおもえるようになった。

処暑。

暦を意識したり、季節を意識したり、

その時を想うと、ほんのちいさな出来事にも、しあわせをかんじることができる。

今朝は、早くから、空は忙しそうだ。

ゴロゴロ、ゴロゴロと。