月のはじまり

月はじめの三日、近くにあるような、眩しいくらいに煌々とひかる満月をみられた。

建物に隠れるようにして、低い位置からゆらりとうごく姿。

うっとり。

時が止まったかのように、その場で見上げた。

一日の終わりに、ご褒美のような時間をいただいた。

、、

六月は、悩んだひと月だった。

それまでがバタバタと、目まぐるしく過ぎていっただけに、急にブレーキをかけられてしまったかのようにおもえたから。

走っている時は、勢いでできることも、一度止まると、時間があっても、手につかない。

そんな、こころが揺れ動くひと月であった。

でも、それも気が付けば過ぎ去り、もう七月。

あっという間。はやいなあ。

少し前にいただいた、寄稿の仕事を終えて、ほっとひと息。

ものごとは、ひとつひとつ、順をおって、地道に進めていくしかない。

寄稿の仕事を受けてみて、改めて認識したこと。

数を追うことや、納得のできないことはしたくない。

だから、ひとつずつ、向き合う必要がある。

いい仕事をする、て、そういうこと、かな。

、、

いつもの仕事、にぷらすして、いまは形にしたいことがある。

この夏は、それと向き合うことになりそうだ。

よし、がんばろう。

最近読んだ本の、コンビニ人間