昨日の早朝でのはなし。
、、
まだ空一面が暗い中、車を走らせた。
行先は、いつも笑顔のかわいい、同級生のおじいちゃんのところ。
この日は早すぎた、と思いつつも、身体がすぅーっと起き上がったので。
向かった。
たまに、日が昇る前に配達に向かうけれど、まだひとが活動する前の時間は、気持ちがいい。
リセットされたかのように、空気が澄んでいる、そんな感覚。
着いてから、すこし立ち話。
この少しの時間が、大事なんだ。
すこしいつもと違う出来事があり、珈琲豆を半分、あげるそう。
「同じ量を、また都合のいい時にお願いしてもいい?」と。
もちろん、です。
また近いうちに会えることになった。
だいたい、一か月に一度。
そんな感覚が染みついているから、そろそろ、電話あるかな。
そう思うと、かかってくる。
着信の画面をみて、ほっとするのだ。
いつの時か、「そう長くないから」と、奥さんを亡くされ、弱っていた時の言葉があったから。
会えることに、なんともいえない、喜びを感じる。
言葉のひとつひとつに、深い力強さがある。
人生を重ねてきたひとの言葉には、しっかりとしたちからと、説得力を感じる。
いつも、その言葉に勇気をもらう。
ここだけは、どれだけ離れても、届けにいきたい、
そうおもう。